NPO法人 地球こどもクラブは、
1991年の活動開始以来、子どもたちを主体とした環境教育と国際交流活動を継続的に行ってきました。
「ぼくたちの地球を守ろう」というスローガンのもと、
作文・ポスターコンクールを軸に、アジア各国の子どもたちと共に学び、考え、行動する場を創出しています。
活動の歩み(1991年〜現在)
地球こどもクラブの環境教育活動は、1991年にスタートしました。
以来30年以上にわたり、行政機関・教育機関・企業・メディアと連携しながら、継続的な活動を行っています。
- 1991年:第1回「作文コンクール」実施
- 1997年:ポスターコンクール開始
- 2000年:特定非営利活動法人(NPO法人)として認証
- 2020〜2023年:新型コロナウイルス感染拡大により一部事業を中止
- 2024年:活動再開
- 2025年:第31回作文/第25回ポスターコンクール実施
長年にわたり、高円宮殿下・高円宮妃久子殿下をはじめ、多くの有識者・行政関係者のご臨席のもと授賞式を開催してきました。
作文・ポスターコンクールの実績
地球こどもクラブの中心事業である
「ぼくたちの地球を守ろう」小学生・中学生作文・ポスターコンクールには、
これまで延べ 約98,000点以上の作品が寄せられています。
主な特徴
- 日本国内およびアジア各国からの参加
- 子どもたちの「生活に根ざした環境意識」を重視
- 内閣総理大臣賞、外務大臣賞、文部科学大臣賞、環境大臣賞などを設置
参加国実績
日本、中国、韓国をはじめ、
タイ、インド、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシアなど
最大16か国が参加した年もあります。
アジアこども会議の開催
授賞式後には、入賞者を中心とした
「アジアこども会議」を開催しています。
アジアこども会議とは
- 子どもたち自身が環境テーマについて議論
- 国や文化を越えた意見交換
- 議論の成果を「こどもアジェンダ21」としてまとめ、環境大臣へ提出
主なテーマ例
- 水・空気・ごみ問題
- 生物多様性
- 地球温暖化
- 3R(リデュース・リユース・リサイクル)
- エネルギー・資源問題
子どもたちが**「考えるだけでなく、社会へ発信する経験」**を重ねてきました。
環境視察・環境体験学習
子どもたちが環境を**「知識」ではなく「体験」から学ぶ**ことを目的に、
各地で環境視察・体験学習を実施してきました。
主な実施内容
- 清掃工場・リサイクルセンター見学
- 水・ガス・電力などインフラ施設の視察
- 自然科学館・博物館見学
- 海岸清掃・自然体験学習
これらの活動を通じて、
自分たちの生活と環境問題とのつながりを実感する機会を提供しています。
植樹活動・自然保全活動
地球こどもクラブでは、
子どもたちが自然に直接触れ、緑を守る意識を育むため、
植樹活動を継続して実施してきました。
主な実績
- 富士山麓・河口湖周辺での植樹活動
- 自然体験学習と組み合わせた環境教育
- 福島県での30周年記念植樹祭の開催
植樹活動を通じて、
「環境を守る行動が未来につながる」ことを体験的に学びます。
広報・展示・メディア連携実績
活動の成果や入賞作品は、
さまざまな形で社会へ発信してきました。
主な実績
- 環境展・ポスター展の開催
- 新聞・テレビ・ラジオでの紹介
- 成田空港でのポスター展開催
- 教育教材・新聞への入賞作品掲載
子どもたちの声や想いを、
より多くの人に届ける役割も担っています。
これからの活動に向けて
地球こどもクラブは、
環境問題を「特別なもの」ではなく、
日常の延長線上で考え、行動できるものとして捉えています。
これからも、
- 子どもたちの主体性
- 国境を越えた対話
- 体験を通じた学び
を大切にしながら、次世代の環境リーダー育成に取り組んでまいります。




